2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

せいろうに のの字のの字と 蕎麦でかく

文藝春秋編『なんだか・おかしな・人たち』を読み終わる。 古今亭志ん生「酒と女と貧乏と」の何ともユーモラスな語り口に大いに笑う。僅々12ページの本文に何回笑ったか数え切れない。電車の中で読んでいたのでとても困った。それにしても何でこう落語家には…

せいろうに 蕎麦でかかれた のの字かな

見出しに俳句紛いをおいたのは別に先日見にいった『タナカヒロシのすべて』で鳥肌実扮する主人公・田中弘が通う「テルミンと俳句の会」でのやりとりに触発されたからなわけでは決してなく、今日の昼下がりに大好きなそば屋でそば味噌を舐め舐め焼き鳥をつま…

酒は百薬の長とはいうけれど。

夜通し河岸をかえながら鯨飲馬食を繰り返した結果、ふらふらになり帰宅しまとわりつく疲労感と戦いながらどうにか着替えをすまし布団に入った瞬間ブラックアウト。気づくと嗅ぎなれた毛布のにおいの中で重度の二日酔いとともに目を覚ます。 頭はがんがんする…

今日の出来事

歩道を歩いていると勢いよくベルが鳴らされたので振り向くと自転車に乗った小学生くらいの男の子が二人、私を追い越そうとしていた。少し脇によって道を譲ると、前を走る男の子が私を追い抜きざま後ろに向かって少年期特有の甲高い声で言った。 「ねえ、塾の…

自分がいかにその時々で読んでいる本に影響をうけやすいかの一つの証左ではあるのだけど何が悲しいといって全然似ていないという事。

毎月恒例の古本市をふらふらと覘いていたら山田風太郎『軍艦忍法帖』『自来也忍法帖』を400円で見つける。角川版山風コンプリートに小さな一歩を示す。これであとは『外道忍法帖』『秘戯書争奪』『忍法落花抄』『忍法鞘飛脚』『忍法女郎屋戦争』『くノ一紅騎…

観月ありさと工藤静香が出演するアルコール飲料のCMで自分のお腹をつまみ「軽くヤバイ?」というシーンがあるが、真似してみたところ軽くなくやばかった。深く落ち込む。

ちと遠出したついでに知らない古本屋に立ち寄るのはとても楽しいものだけど、探していたものや欲しかったものが安価で見つかると楽しさは二乗されて嬉しさに変わるもので。 講談社文芸文庫の若山牧水『若山牧水随筆集』が100円で見つかる。わーい。岩波で読…

芝居

劇団☆新感線『吉原御免状』の情報がぼちぼち出始めてきたようで。 @ぴあ 堤真一&古田新太インタビュー →http://eee.eplus.co.jp/s/yoshiwara/ e+ 堤真一&古田新太インタビュー ページ下にキャスト紹介あり。 →http://eee.eplus.co.jp/s/yoshiwara/ キャス…

料理

帰りがけスーパーに立ち寄ったら美味しそうな鯛のあらがあったので購入。ついでにごぼうも。帰宅後あら煮を作る。臭みを抜くため鯛のあらに塩を振って20分位おく。その間にごぼうの皮をこそげて5cm位に切り揃え四つ切にして水に放ってアクをぬく。鍋にお湯…

読書

後藤明生『吉野大夫』 話者である「わたし」が吉野大夫という遊女の史実を探し、そしてそれが見つからないという事を書き続け一編の小説にしようとしている過程を描いた話なのだけど、気負いもなくゆるやかに「歴史小説」や「時代小説」、いわゆる稗史小説の…

食事

お好み焼きを完全食にしたいのだけどどうすれば良いのだろうか。野菜がポイントになりそうな気はするのだけど。

春といえば蒲公英なわけで。

先ほどネットを見ていて恩田陸『蒲公英草紙―常野物語』の感想を書いている人のサイトを発見したのだけど日付が最近なので、「うわこの人わざわざ連載されていた雑誌を探しだして読んだのかな凄いなー」と思っていたら、え? 単行本でたのですか? でたのです…

春の宿なにも無きこそなにか有れ

そろそろ梅雨突入の予感につね日ごろ部屋の掃除を怠っている人間としては本気でカビの心配をしなくてはならず、かなりドキドキ。ただでさえハウスダストアレルギー持ちなのにここでカビなんぞに繁殖されたらおちおち寝てもいられない。 そういえば子供の頃は…

最近やたらにお腹が空く。まるで冬眠直前の熊のように。もしかしたら私は南半球生まれなのかもしれない。

雨の中ぼんやりと信号が変わるのを待っていたら斜め前の横断歩道を傘をさした女子高生が白い飛沫を上げて走っていくのが目に入った。なんだか急いでいるなぁ、と何気なしに目で追っていると彼女はわき目もふらず一軒の店の中に飛び込んでいった。看板を見る…