料理


 帰りがけスーパーに立ち寄ったら美味しそうな鯛のあらがあったので購入。ついでにごぼうも。帰宅後あら煮を作る。臭みを抜くため鯛のあらに塩を振って20分位おく。その間にごぼうの皮をこそげて5cm位に切り揃え四つ切にして水に放ってアクをぬく。鍋にお湯を沸かし鯛のあらを潜らせ水に取り、血合いや鱗をよく取り除く。この間作った時はここの過程を大雑把にしたため食べにくい事おびただしかったので、今回は丁寧に丁寧にやっていたら鱗で指を切る。鱗すげぇ。そういえば『真・中華一番』の鯛勝負で鱗を取るために主人公が面白い道具を使っていたような記憶が。それはさておき、綺麗になったら鍋に水と砂糖を入れ本当はお酒が欲しかったのだけどなかったので省略し、沸いたところにあらとごぼうを入れる。火が通ったら醤油を加えて汁が少なくなるまで煮詰めて出来上がり。本日の夕飯はこれとあらの余りで作った潮汁と納豆。喰らう。甘辛く中々美味し。ご飯が進む。汁がかなり余ったので器に注ぎ冷蔵庫に入れておく。ゼラチン質がたっぷりと溶け出したこの汁を冷やしておくとぷるぷるに固まるので明日はそれを熱々のご飯の上にのせて食べるのだ。するとゼラチンがじんわりと溶けて鯛とごぼうの旨味が凝縮された汁が熱々のご飯に絡まりそれを口に運ぶと溶けきっていないゼラチンのぷるぷるとした食感と濃厚な味が口中に広がり、ああ、いまからよだれが。