2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

白き午後白き階段かかりゐて人のぼること稀なる時間(葛原妙子) 

アスファルトが溶けだしそうな暑さの中、街をあるいていたらふとこの歌を思いだす。別に夏の歌だというわけではないと思うのだけど、夏のあの大気がゆらめく中でもの皆白く輝いているような眩暈のするようなそんな一瞬に、すっと地上から伸びた階段。時間の…