2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

寒中の悪魔―あるいは酷い悪寒

就寝前に吉田健一『日本に就て』(筑摩書房)を読んでいると「小休止」という小文に出会う。評判の店の御馳走を前に道草をして、他の店で食事をする、というだけの話し。それだけの話しなのだけど面白い。 期待だったり心急くようなところに緩みを与えて、引き…

というわけで

夢にでてきたものがあまりにも美味そうだったので帰宅後、青椒肉絲をつくる。夢に見たものには及ばないが、それなりのものはつくれた。御飯を三膳食べる。こうして人は肥えてゆくのか。ゆくのだ。嗚呼。これも夢ならよいのに。

こんな夢を見た。

小雨の中、路地の奥にある帽子屋に母と二人で入った。細長い店内の壁には一面、おなじ帽子がかけてある。台の上にもおなじ帽子がきれいに並べられている。奥にはカウンターがある。そのなかでは店主の奥さんが大きな中華鍋をふっている。店主夫妻は中国人で…

書店で20歳前後と思しき青年が二人、棚の前で話しているのを見る。「やっぱりドサドだよドサド」「ふーん。ドサドか覚えておくよ」 どうやらマルキ・ド・サドのことらしい。世界は広い。

小竹向原で知人と観劇。青年団を母体とする新ユニット サンプルの第一回公演『シフト』http://www.seinendan.org/jpn/infolinks/infolinks061228.html 作・演出をつとめる松井周の舞台は以前、同じ場所で公演された文学座+青年団自主企画交流シリーズ第一弾…