2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『野獣死すべし』を観ながら松田優作とにらめっこ。先に瞬きした方が負け。全敗。

こんな夢を見た。 暗い海がひろがっている。湿り気をおびた生暖かい空気が流れている。白い波がゆっくりと踊っている。遠くの方で何か動いた、と思うと、それはぷかりぷかりと波間から姿を見せながら、ゆっくりと波打ち際まで近づいてきた。やがて現れたのは…

『春樹をめぐる冒険―世界は村上文学をどう読むか』に出向く。

東大の構内にはテントが乱立していた。常態なのだろうか、それとも新歓の準備なのだろうか。あそこで夜を明かせたりするのだろうか。だとすれば羨ましい話だ。我が母校はその点、非常につまらなくなった。新歓といえば一大イベントだったのに、とそんな話は…

植芝理一『夢使い』が映像化されることに私は満腔の喜びを表すものである。

しかしあれを映像化して大丈夫なのかという疑念は拭い難く生じる。深夜枠だから別に大丈夫なのか。そういうものなのか。本当か? http://www.yumetsukai.com/

一日目

携帯がない事に気づいたのは、車が走りだして暫くしてからだった。 私はいつも尻ポケットに携帯を入れている。その状態で車の背もたれに深くもたれると、ずるずると尻ポケットから携帯が押しだされてきて、気づくと座席のクッションと背もたれの間にはまって…

光の名はアムネジア

朝一で図書館にいこうと思っていたのに、目覚めたら16時だった。やってらんねぇと不貞寝しようにも、寝すぎで眠くもならない。しょうがないので起きだし、夕飯の材料を買いに外にでる。妙に春めいた気候に腹がたつ。寝坊した日に限ってこれだ。これなら土砂…

1973年のポーの一族

先日、池袋ジュンク堂において開催された、萩尾望都×三浦雅士「出生の秘密をめぐって」に応募していたのだけど見事に外れる。当選者のみ葉書が郵送されるとのことだったので、それはもうわくわくしていたのに、いっかな来る気配はない。前日になっても、当日…

追記

「ドラえもん のび太とクトゥルフ神話」 http://www.luice.or.jp/~kemkem/nobita/nobita.htm 笑いすぎて激しく噎せる。

類友とお茶をするの事

先達てしばらく会っていなかった友人とお茶をした。一頻り久闊を叙し、近況を報告したのちお喋りに興じていると、そういえば、と友人が言った。 「秋篠宮家に子供が生まれるらしいね」 先月発表されたのだという。全然知らなかった。これで男の子が生まれた…

テレビから『タイムマシーンにおねがい』が流れてきた。見るとキリンビールのCMで木村カエラが歌っている。パッと見だったので自信はないが、高中正義とか高橋幸宏が演奏しているように見えた。えらく豪華なCMだなと思っていたら、え? 木村カエラがカバー? しかもオリジナルメンバーで? ひゃー。

ちと調べたいことができたので行きつけの図書館に出向こうと思うも蔵書整理で休みらしい。しょうがないので都立図書館に向かう。時候がらまだまだ寒風吹きすさぶ中での遠出は面倒くさいけれど、柔らかな日差しにだいぶ春めいてきたなと思うと少しは足取りも…

蝶を蛸と読み間違えていた事に今日気づく。『八本脚の蛸』ってまんますぎる。でもあの本の表紙は蛸の脚の断面に見え……ないかな、やっぱり。

色とりどりの文庫ひしめくワゴンの中から少しくすんだ色合いの赤い背表紙が眼に飛び込んでくる時の高揚感といったらないもので、先日赴いた月恒例の古本市にてようやっと山田風太郎『秘戯書争奪』を見つける。嬉しさの余り乱舞しそうになるも、この日の日記…