2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ぼくは二十歳だった。それがひとの一生でいちばん美しい年齢だなどとだれにも言わせまい。

今どちらも手元に無く、曖昧な記憶に頼るしかないのだけど、この言葉を知ったのは確か大塚英志の『摩陀羅天使篇』か『多重人格探偵サイコ』の冒頭だったというのは間違いなく、それがわかっていれば書店にでも行って見てくれば良いので、さっき外出ついでに…

私をミステリーランドへ連れてって

このレーベルが「かつてこどもだったあなたと少年少女」に向けたものなのか、それとも現役ばりばりの子供に向けたものなのか、はたまたそんなくくりはどうでもよいからまず読んで、なのか知らないけれど、素敵な装丁、豪華な面子に、よくこんな本作ったなと…

ラッシャー木村は打たれ強い!

年末からどうにも体調がおかしいと思っていたら、風邪を引きかけていたらしい。実家に着いて、徹夜明けだからと布団に潜り込み、数時間して目覚めた瞬間、妙な寒気を覚えたと思ったら鼻水は止まらず、痰が絡む咳が喉をついてでる。これはいかんと、母に薬を…

貧乳問答歌

ここ数年、年末年始は友人と過ごすのが慣例となっている。今年は年越し鍋だということで、12月31日の夜、材料を買い込み友人宅を強襲する。皆がみな部屋に入りまず行うのが本棚のチェックというのは類友の証しで、微笑ましくもあるのだけど、その本棚の一角…

チャーリーと納豆工場

何の因果かしらねども、よりにもよって12月25日、世に言う「クリスマス」になんで私は寒風吹きすさぶ寺の境内で餅を搗いているのだろうという疑問はここ数年毎年覚えながら、その度、忙しさに紛れすぐに意識の流れに溶けてゆくものの、何故というにつまりは…