本当に見たのか自信が無くなってきた。もしや文車妖妃か?


 書店に行き棚を見ていると、低いところから押し殺したような笑い声が聞こえてきた。はてと思い横を見ると、私の肋骨のあたりで、おさげに眼鏡の赤いランドセルを背負った女の子がマンガを読んでいる。何を読んでいるのかと思えば谷岡ヤスジ谷岡ヤスジを読んで笑う女の子。後世恐るべし。